名鉄三河線 知立発→猿投行き 土橋下車
トヨタ自動車期間従業員への道
教育期間も後半になると、受入教育用の寮である第2聖心清風東寮から、これから満了まで住む事になる寮に転寮します。とはいっても基本的に荷物は段ボール1つ+αの筈ですので、工場への出勤前に第2聖心清風東寮の事務所に荷物を預け、工場での研修が終わって指定された転寮先に帰ると事務所に荷物が届いてるって感じです。(田原地区は別です)ただ、入社時期によっては寮の空き部屋が足りず、研修終了後にまず第2聖心清風東寮の別棟(1人部屋)に転寮し、その後1〜2週間経過後に、満了まで住む寮に再度転寮(日曜日が指定される)するケースもあるようです。
基本的に配属工場のそばにある寮に入りますが、場合によってはかなり遠い寮(田中和風→高岡工場なんてまだマシで、大林清風→高岡工場なんて例もあります)になることもあります。通勤にはバスが出ていますが、寮が遠いと本数も少なく、また、乗り換えをしないといけない場合もあります。寮が遠いとその分通勤に時間がかかりますので、ライン作業で疲れてバス待ちで疲れて乗り換えで疲れて…って事になりますので、工場近くの寮に入れる事を祈って下さい。
あ、残業が長いと帰りのバスはあっさりとなくなります。その場合、普通は同じ組の正社員が自家用車で寮まで送ってくれると思いますが、何度も続くとお互い気まずいですし、それが原因で居づらくなってしまうような話も聞きます。期間工にしてみれば自分で寮を選んだ訳じゃ無いので泣きっ面に蜂って感じですが、ライン稼働中に終バスを気にするようでは仕事になりませんので、そういう場合はGLを通して人事に転寮を申し出るのもイイかも知れません。4ヶ月契約ではまず無理でしょうが、2年目ともなると恐らく転寮させてくれると思います。
寮事務所 |
基本的に24時間あいてます。書留や小包なども代わりに受け取ってくれます。 |
郵便受け |
寮によって場所はまちまち。団地タイプは3〜4部屋に1つなので、郵便物をパクられる事もあるかも |
公衆電話 |
携帯が普及していますが、それなりに需要はあるようです。カードも売ってます。 |
風呂場 |
24時間使えるのはシャワーのみ… 時間が決まっているので混雑時は洗い場が足りません。サウナが併設されている寮もあります。 |
食堂 |
これまた時間が決まってます。2直から帰る時間には営業してません。350円と410円の定食が定番。ライスのおかわり自由。2005年3月から各寮で順次従業員証で精算出来るようになっているようです。メグリアが経営してる寮と、業者が入っている寮があります。酒類も飲めます。 |
フィットネスジム |
ある寮とない寮があります。こんなに疲れる仕事なのに利用者がそれなりに居るのが不思議。 |
売店 |
ある寮とない寮があります。営業時間も短いので詳しい事は良く分かりません。メグリア経営。 |
自販機コーナー |
缶ジュースは110円、500mlペットは130円。ビールや発泡酒、タバコも売ってます。菓子パン類の自販機もあった気がします。 |
門限 |
人は24時間出入り自由です。但し、自動車については週末は時間制限がある寮もあります。ま、期間工には関係ないですけど。 |
建物のタイプ
寮によって様々…です。面接時に「部屋の鍵が南京錠の寮もある」ことは承諾済みですので、その手の寮に入寮しても文句はいえません。ただ、最近は古い寮の改装も進み、大外れな寮は少なくなっているようです。期間工が入る寮のタイプは大きく分けて2タイプで、
1)ワンルームマンションタイプ
建物の両端に階段があり、1本の長い廊下に沿って各部屋のドアがある構造。トイレと洗面所は廊下の中央部にあります。受け入れ期間を過ごす第2聖心清風東寮もタイプでいうとこれになります。
2)団地タイプ
昔の公団団地のように、建物に何カ所かの階段があり、踊り場の左右に玄関がある構造。玄関を開けると3〜4部屋の扉があり、その部屋を占有する形です。トイレや洗面所は同じ玄関の3〜4人に1つを共用します。
いずれのタイプも順次改装が進んでいるようで、改装前は畳+布団、改装後はフローリング+ベッドになるようです。この他にも高層マンションタイプがありますが、期間工で入寮するケースはマレなようです。
寮によってある程度違うのかも知れませんが、部屋に備え付けの備品と無償貸し出し品は以下の通り。
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退寮の時に携帯で撮したのでこんな画像しかなくて申し訳ない。 |
電話について |
寮によって有線電話は引けたり引けなかったりします。まぁ、携帯があれば困らないのですが、ネットをするには有線が引けると便利ですね。 |
って感じです。コンセントは2〜3個しかありませんので、テーブルタップ(延長ケーブル)は必須。
また、殆どの寮で全自動洗濯機が無料で使えますが、田原地区は1回100円かかるそうです。有料の乾燥機もあるようですが、エアコンがあるので部屋干しでもすぐに乾きます。団地タイプはベランダが使える部屋もあります。
寮/部屋そのものの当たりはずれも生活には大きく影響しますが、一番の当たりはずれは近隣住人の当たりはずれでしょう。共同生活ですので、協調性が無い人が隣人だとかなり辛いと思います。また、全員が一緒に入寮する訳ではありませんので、先に住んでいる人達の雰囲気によってもかなり違ってきます。私は団地タイプの寮に入寮しましたが、先に住んでいた3人が比較的イイ人ばかりだったので、特に困った事はありませんでしたが、それでも洗濯機を使いたいのにいつまでも洗濯物を取り込まない人がいたり… まぁ、疲れているので回しっぱなしでいつの間にか寝ちゃったんでしょうけどね。(笑) 階段を登っていると時々他の部屋の玄関から中を覗く機会もありましたが、玄関が靴で溢れていたり、廊下がゴミだらけだったりと、無茶苦茶汚い部屋は確実にあります。
こちらでも書いていますが、期間従業員は基本的に連続2交代の勤務に就く事が殆どですので、同じ部屋に黄直と白直の人間が同居すると生活そのものが成り立ちませんので、同じ部屋に住む人は全て同じ直になるように入寮出来ます。
また、部屋だけでなく、建家そのものが直によって別れている事が普通だと思います。第3高岡清風寮の場合は、寮事務所の右手に白直の建家、左手に黄直の建家が並んでいました。裏直の建家周辺ではあまり騒がしくしないほうがイイと思いますよ。(相手はきっと寝てますので)
支出を押さえる為、自炊をしている人も結構居るようです。が、水場が洗面所しかありませんので、野菜を刻んだりとかは厳しいかも。最近は無洗米もありますので、電気炊飯器と電子レンジ、ホットプレートや電気コンロがあればそれなりに優雅な食事が楽しめるかも。(私はずっと食堂で喰ってました) ちなみにカセットコンロは禁止されています。
寮から工場までは、基本的に会社手配の通勤バスで通います。
通う工場の場所と入っている寮にもよりますが、高岡寮〜高岡工場の場合は、所要時間は概ね10分程度で、バスの本数も出勤時は10分間隔で次々と来ます。但し、始発のバス停でない場合は既にボボ満席で座れない事もありますので、意外と出勤時間は読めません。工場のバス停から職場までもかなり歩きますので、ドアtoドアでだと自分の組の詰所まで30分位は掛かるかも。あと、広瀬工場などの遠い&小さい工場へのバスは本数もかなり少ないらしいので、乗り遅れるとかなり悲惨みたいです。(タクシーで自腹出勤)
そうそう、バス停はいくつかの工場で共用している事も多いので、乗り込む前にバスのドアの横に掲示されている行き先工場のプレートをよく確かめてください。(前乗りの前降りです)違う工場に着いちゃうとかなり悲惨ですよ(笑)
バスは始業時間の1時間半程前から走り始めますので、工場で朝ご飯を食べる人は早い時間のバスに乗って出勤していたみたいです。
入寮している期間従業員の自動車通勤は認められていませんが、自宅から通う期間従業員は自動車通勤も可能です。距離に応じたガソリン代が交通費として支給されますし、工場の駐車場も無料です。ただ、お世辞にも治安の良い駐車場では無いようで、車上荒らしや傷を付けられたって話は結構耳にしました。また、工場の門に近い駐車場はそれなりに競争率も高く、且つ、誰がどこに停めるってのにも職場内の暗黙の了解があるようなので(どれが誰の車ってのは結構みんな知ってます)、最初は遠くに停めて雰囲気を読んだ方がイイのかも。
徒歩と自転車での通勤も可能で、工場までジョギングで通う元気な人もいますし、私のように、譲ってもらった自転車で煙草を吸いながらちんたらと通う人もそれなりの人数がいます。
出勤時とは違い、帰りのバスは本数も少なく、また、残業が長引けば比較的あっさりと終バスは無くなります。まぁ、一つの職場だけが残業になる事はまれなので臨時便が出ますけど、馬鹿みたいに混みますし、いつ来るか分からないバスを寒空の下で待つのはかなり辛いので、長く勤めるなら自転車通勤に切り替えるのがいいように個人的には思います。
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