名鉄三河線 知立発→猿投行き 土橋下車
トヨタ自動車期間従業員への道
月の労働日に関係なく一定の給料が保証される月給制(トヨタの正社員はこの形態)ではなく、期間工は基本日給×出勤日数がその月の給与(月末締めの翌月25日払い)となる、いわゆる「日給月給制」です。ですので、トヨタの生産カレンダー次第で、毎月の給与はかなり変わります。2004年のカレンダー(2004年4月〜2005年3月)だと、もっとも出勤日が少ないのが8月(17日)、もっとも多いのが3月(24日)と、上下7日も違いますので、単純計算でもそれだけで6万円以上、月収がちがいます。
面接時にもらった手持ちの募集要項には
基本日給 |
9000円〜10300円 (1年目:9000円〜9800円、2年目:10000円、3年目:10300円) |
っとあり、その後、月収例として、
●1年目の月収例(連続2交代勤務、稼働日数21日)
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9000円 |
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9500円 |
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9800円 |
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っとありますが、月の労働日が20日に満たない月も結構ありますので、労働日が21日で計算されているこの例を鵜呑みにしていると痛い目にあいます。また、ここに載ってる数字はいわゆる税込みの数字です。実際は所得税やら各種保険(年金がかなり高い)などが毎月約34000円前後引かれますので、基本日給が9000円の人なら手取り20万円程度にしかならない月が結構多いと思います。(各種保険は強制加入です。ま、ありがたい話ではあるのですが…)
また、連続2交代勤務の場合、働く時間帯によって各種手当の額が違ってきますので、やってる仕事内容が同じでも、実は2直のほうが1直よりも給料はイイです。ですので、2直が多い月は基本日給が同じ同時入社の裏直裏番の人よりも多くなります。
基本日給 | 基本時給 | 時間帯手当 | 深夜勤務手当 | 合計 | |
支給条件 |
午後5時20分から午前8時までの勤務 |
午後10時から午前5時までの勤務 | |||
計算式 | 基本日給÷7.58 | 基本時給の25%=1187×0.25=297円/h | 基本時給の30%=1187×0.3=356円/h | ||
(いっちょく) (6:25〜15:05
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9000円 | 1187円 | 297×1:35=470円 | 0 | 9470 円 |
(にちょく) (16:00〜24:40) |
9000 円 | 1187円 | 297×6:15=1856円 | 356×2:30=890円 | 11746円 |
1円未満は四捨五入しました。詳しい取扱は就業規則第37条に載っています。 |
基本時給の30%が時間外勤務手当として他の手当と重複支給されます。職場によっては始業前に治具のセッティングなどを準備する為、いわゆる早出残業がある職場もあります。この場合もきちんと時間外勤務手当てが支給されます。
残業時間は職場によってまちまちですし、生産計画/実績によっても月/週単位でかなり増減があります。連続2交代の場合、1直の残業は最長で1時間(それを越えると裏番が始まるので)、2直の場合でライン残業は最長2時間半ぐらい(私の経験)です。繁忙期の2直では寮に戻るのが毎日午前4時過ぎなんて週もありましたし、昨年の12月は、毎晩ほぼ定時でライン終了でした。もう少し均してくれると月の収入も安定するのですが…
組み立てラインは直に関わらず最長1時間の計画生産の場合も多いようですので、疲れる割には実入りが少ない…なんてこともあるかも知れません。ロボットなどがある職場では、ライン終了後にロボットのメンテナンス残業(ライン作業ではない)が毎日あるようです。
均せば大体20時間/月前後の職場が多いのかも知れませんね。
また、トヨタの場合、「今日、残業頼めるかな?」なんて個別の声掛けはなく、定時を越えても当然のようにそのまま残業に突入します(汗)(2直の場合は定時に10分の休憩があることもあります)
また、給与計算上の残業単位は分ですが、ラインでの残業管理は「あと15台」など、台数がベースになっている筈です。
繁忙期になると休日出勤(臨出)を要請される事が増えてきます。あくまで臨時出勤ですので、予定が入っていれば断る事も出来ますし、断ったところで満了金には一切影響がありません。ただ、職場によっては臨時出勤を断る=風当たりが強くなるのは仕方が無いでしょうね。
ライン作業を行なう休日出勤は基本的に1直の土曜日にしかありません。また、ライン自体は平常勤務日の時間割で稼働しますが、定時を越えても時間外勤務にはなりません。つまり、休日出勤自体が時間外勤務扱い=残業割り増し無しって事になっています。但し、休日勤務の割り増し賃金は、通常残業の35%では無く、45%の割り増しになります。他の手当も重複支給されますが、1直勤務しかありませんので、時間帯手当が少々加算されるぐらいです。週末の休みが減りますので、翌週への疲れの持ち越しなどを考えると時給1721円(2直の深夜時給より安い)だとちょっと割があわないような気が個人的にはします。
余談ですが、休日出勤時の遅刻や早退も満了金には一切影響がありませんし、休務カードに記録する必要も無いです。
実際の給与明細はこちらからどうぞ
満了報奨金/慰労金についてはこちらから
給料、満了金以外の特別な手当てとして、以下のような物が支給されます。
赴任旅費 | トヨタ独自金額 | 給料日ではなく、約入社2週間後に口座に振り込み。明細には加算金として記載されます。 |
赴任手当て | 30000円 | 初回給料日に加算して支給 (追加訂正として記載される筈) |
食事補助 | 20000円 | 給料日ではなく、約入社2週間後に口座に約入社2週間後に振り込み。恐らく赴任旅費と同時支給だと思います。 2005年辺りから支給されるようになった、比較的新しい手当です。(支給されるのは1回だけです) |
6ヶ月在籍手当て | 50000円 | 在籍6ヶ月ごとに支給 6ヶ月で満了の場合は、最終給料に合算されます。 |
帰任旅費 | トヨタ独自金額 | 満了時には、赴任手当てと同額が加算されます。 |
経験者手当 | 20000円 | 過去に満了経験がある人が対象で、初回給料日に加算して支給されます。 |
上記はここ暫く変化無く支給される手当類ですが、お盆や年末年始の募集時には、特別手当として100000円が支給されるケースもあります。私が知る限り、2004年の11月頃、2006年の8月頃の募集で、この特別手当の支給が謳われていました。
イマイチな画像ですが、2006年8月27日の新聞広告です。
(クリックで拡大)
期間工同士で不公平感が出るという理由で、この手の特別手当は1回であっさり廃止されたと在籍時に聞いていた(私は貰い損ねた口です)んですが、どうやら復活したみたいですね。いいなぁ…
この手の特別手当は支給が終わる時はあっさりと終わると思いますし、仕事のしんどさは同じですので、どうせ期間工になるならこういった特別手当が出る時期に入社するのもイイのかも知れまません。手当が出たら、同じ組の期間工仲間にジュースの1本でも奢ってあげてください。(笑) この時期に満了期間が来る期間工さんは、延長するか、一旦満了して再入社するか、かなり悩みどころではありますね(汗 再入社だと満了金は又一から積み上げになりますが、基本給が上がるので、延長期間に因っては一旦満了もありかも知れません。
【06.10.29】追記
特別手当の支給が、2006年11月入社まで延長されたみたいです。
【06.11.20】再追記
特別手当の支給が、2006年12月入社まで延長されたみたいです。今回の手当支給は長いですね。
【06.12.11】再追記
特別手当の支給が、2007年1月入社まで延長されたみたいです。このままこれが通常の待遇になるのかも…。トヨタさん、儲かってるらしいですしね。
【07.01.10】再追記
特別手当の支給が、2007年2月入社まで延長されたみたいです。ここまで長いと、特別な手当じゃなくなって来たような…
【07.03.04】再追記
少し追記が遅くなってしまいましたが、特別手当の支給は3月半ばの入社をもって終了したみたいです。2006年の8月から207年の2月の募集までで実質終了って事みたいですね。それでも7ヶ月間ですから、過去の同種の特別手当と比較するとずいぶん長かったなぁ…
【07.06.24】再追記
100000円の特別手当の支給が復活した模様です。
【11.08.21】再追記
100000円の特別手当の支給が復活した模様です。
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